データ分析でイノベーションを起こす、株式会社サイカ。「価値観のフィット」へのこだわりが実現した、優秀人材の採用メソッド。

株式会社サイカ

ASHIATO導入背景

新たな挑戦をする中で優秀人材の採用が不可欠である一方、能力と同程度に企業として掲げるビジョンやミッションに対する共感性やヒューマンスキルを重視する同社。リモート面接では充分な見極めが困難となる中、多面的に候補者の人物像を知ることのできる『ASHIATO』の導入および運用を決めた。

この記事のポイント

株式会社サイカの採用では、能力と同等以上に、自社とフィットする候補者の仕事価値観を重視。

『ASHIATO』で、面接ではわからない実際の仕事ぶりをヒアリング。元上司からマネジメントのアドバイスも。

『ASHIATO』利用が入社者の安心感にもつながり、入社初月でMVPを獲得する活躍を果たす。

広告だけにとどまらない、あらゆる経済活動に確実性を生み出すデータサイエンス。

ASHIATO

TVCMなどのオフライン広告でさえ効果を可視化できる『ADVA MAGELLAN』。 広告主やクリエイターにとって非常に心強いサービスなのではないかと思います。

杉山

はい、おかげさまで定量的な調査でも「もっとも成果が出るCM効果分析ツール」として、高い評価をいただいています。日本の広告出稿額トップ100企業のうち、およそ2割の企業が当社のサービスを導入済み。2012年設立のスタートアップとしては、稀有なクライアントポートフォリオを形成しています。そのような企業から寄せられる意見も積極的に取り入れ、プロダクトはどんどんブラッシュアップされています。

さらに昨年9月には、広告代理店事業もスタートさせました。これまでの事業は、お客様のPDCAの中でも“チェック”の機能しか提供していませんでしたが、アクションおよび再評価の機能を事業として持つことで、より高い価値を提供できると考えたからです。この構想を実現させるため、時間と努力でデータサイエンスを核としたテレビ広告代理店事業という類を見ない事業を作り上げました。今後は、広告分析ツール『ADVA MAGELLAN』で圧倒的な信頼を勝ち得つつ、そのリターンを広告の買付という手段で顧客企業へ返していく…という形に進化することができるのではないかと考えています。

ASHIATO

貴社に依頼すれば、効果が最大化された広告を打つことができる、というわけですね。それでは今後、貴社はどのような事業展開を考えているのでしょうか。

杉山

広告宣伝費は、これまでリターンが読みづらいものでした。しかし、当社のサービスを活用することで、期待リターンを読める“投資”に近づけられるのではないかと考えています。今後数年間で、国内で1.8兆円あると言われているTVCMのマーケットで、存在感のある代理店事業になることが目標です。さらには世界の広告マーケットに対しデータサイエンスの実装を促し、経済活動の確実性を統計やデータを用いて高められる存在になることが、当社の実現したいことです。

会社の考えに共感した人材を迎え入れ、熱量を社内に伝播させていく。

ASHIATO

イノベーションを感じる、非常に刺激的なビジョンですね。ではその会社として目指したい姿に対し、どのような人事戦略をとっているのでしょうか。

中澤

ベースの考えになるのが、社名の由来でもある「才能開花」という言葉です。自分自身のなりたい姿に対して挑戦と努力をする人を応援するという考え方を持っています。 どのようなポジションであっても、どのようなミッションであっても、自身のキャリアをどのように考え、どのようになりたいか…といったことを面接でも重視しています。「これまですごかった人」ではなく、「これからすごくなっていく人」を採用したいと考えています。

そのため、ミッションやビジョンに対して強く共感してもらえているかどうかが大事です。というのも、当社は現在70名ほどの規模ですが、2~3年後には倍くらいの規模になっている可能性が高いです。その際、会社の目指す姿や事業の方向性、会社としての考え方に共感し、自分自身を成長させることに共感しているメンバーのもとに、新たなメンバーが加わることで共感の波が伝播していくような流れをつくることが必要です。つまり、ポジションに関係なく、今採用する方全員がコアメンバーということになるのです。

形として見えない“仕事価値観”を、Web面接の時代でも感じられる。

ASHIATO

一方、ビジョンの共感は形に見えない分、難しさもありそうですね。

杉山

当社の採用における現在の課題は、当社の価値観とフィットする優秀な人材を採用することにあります。そのため、採用前の段階で候補者の価値観を知ることのできる『ASHIATO』を活用させてもらっています。

当社が向き合う顧客企業はエンタープライズであり、提供するサービスも広告分析という難易度の高いものです。そのため、現状の採用ではマーケターやデータサイエンティストといったレベルの高い業務を経験してきた方が中心です。一方、当社がまだスタートアップ段階であるため、会社として提供できる顧客体験という意味では、応えられる部分とそうでない部分がハッキリわかれてしまっています。

ただ、企業が圧倒的に伸びていく体験自体は提供できる自信があります。そのため、仕事のどのような部分に面白さを感じるのかといった、仕事に対する価値観を知ることで、当社にフィットする人材を見出すことができているのです。

中澤

価値観や思想の見極めは、Webなどのリモート面接では難しい場合が多いんですよね。対面だと腹を割って話せることも多いですが、画面の中で完結する昨今の面接手法の場合はそれができません。その状態で入社してもらうって候補者様・弊社の双方にとってリスクです。お互いに考えや思想をオープンにすることができるASHIATOによって、その問題を解決することができています。「入社後活躍」という考え方を大切にするエン・ジャパンさんならではのプロダクトだな、と思いますね。

前職の方々が、どれだけ候補者を大切に思っているか。それさえ、伝わってきた。

ASHIATO

ありがとうございます。では、候補者の考え方を知るために、どのような質問を設定したのでしょうか。

中澤

リファレンスのようなネガティブチェックではなく、隣の席で働く人がどのように候補者を見ていたか、どのような働き方をしていたか…といったことをお聞きするイメージです。その結果、経理として入社した田中さんの場合、「後輩の育成が好きだった」といった声をもらったんですね。そのような田中さんの強みや関心事って、必ずしも面接でヒアリングできていたわけではありませんでした。元上司の方からは、「こういう接し方やキャリアの提示をできていたら、もっと長く一緒に仕事ができたと思う」といったアドバイスも。何より良かったのは、「田中さんとまた一緒に働きたい」といった言葉をもらったことです。採用側としてすごく安心することができました。田中さんの印象について相違はなかったですし、むしろ面接で見えなかったプラスの側面を見つけることができました。

ASHIATO

『ASHIATO』を通して、「これは知れて良かった!」という回答者コメントはありましたか?

杉山

田中さんのレポートの中で、「誰に対しても丁寧に対応し、一緒に問題を解決しようとしてくれます」というコメントがあったんです。面接の段階から「いい人そうだな」という印象はありましたが、面接での人となりと実際の仕事での人となりは、必ずしも一致するわけではありません。そのため、一緒に働く前から、どのような仕事の仕方をするのか知れたことはすごくありがたかったですね。また、レポートには回答時間が表示されているのですが、その時間や一つひとつのコメントの長さを見ると、どれだけ田中さんのことを思って書いていただけたのかがわかり、周りに大切に想われている田中さんの人柄が伝わってきました。田中さんのレポートには基本的にいいことしか書かれていなかったですね。

入社する側からしても、「リアルな自分を受け入れてもらった」という安心感につながる。

ASHIATO

では、『ASHIATO』を実際に利用してみた田中さんとしては、いかがでしたでしょうか。

田中

やはりミスマッチが発生してしまうことは自分自身にとっても、採用する会社にとってもマイナスですから、それを避けられた点はすごく良かったと思います。また、自分自身が思う私の強みと他者から見た私の強みは必ずしも一致するわけではないので、面接で補足になることもあればそうでないこともあります。それを含めて、リアルな自分自身を受け入れてもらったという感覚は、入社後の安心感にもつながっています。まぁ、元同僚はともかく、元上司にも自分で連絡して回答をもらう…というアクションは少し面倒でしたけどね(笑)。

中澤

実は田中さんは2021年1月入社なのですが、入社初月で月間MVPを獲得したんです。非常にいい採用ができたと思います。僕も杉山も、田中さんには頭が上がらないです(笑)。

株式会社サイカ

会社概要

「データ分析を民主化し、マーケティングの適正評価を民主化する」をミッションとして掲げ、オンライン広告・オフライン広告の統合分析ツール『ADVA MAGELLAN』を展開。2020年には広告のPDCAすべてに寄りそう「XICA ADVA」ブランドの下に3つの新サービスを立て続けにリリースし成果報酬型のテレビCM出稿サービスにも進出。広告の効果測定のみにとどまらない、新たな価値提供のフェーズへの移行期にある。

従業員数

69名(2021年3月末時点)

インタビュー
杉山 賢MASARU SUGIYAMA杉山 賢

大学を卒業後、外資系証券会社に入社。およそ10年にわたり、投資調査部門にてインターネット、ゲーム、放送/広告などに関するアナリスト業務に従事する。サイカの事業や目指す姿、ビジョンに共感。2020年6月に、同社執行役員CFOおよび管理本部長として入社する。

中澤 圭輔KEISUKE NAKAZAWA中澤 圭輔

ハウスメーカーや総合人材会社にてセールスを経験した後、「人事職に就きたい」というかねてからのキャリア希望を叶えるため、IT系メガベンチャーに人事として転職を果たす。採用やオンボーディングを経験する中で、事業に強くコミットした上で採用に携わりたいと2020年に株式会社サイカに人事として入社。現在はマネージャーとして人事戦略を担う。

田中 翔太SHOUTA TANAKA田中 翔太

新卒で大手光学機器メーカーに入社し、経理を務める。6年半の在籍期間の中で連結決算など財務会計全般のスキルを身につける。その後、自身の経理としてのキャリアを広げるために、経理領域のコンサルティング会社へ転職。IPOに際する経理実務などもこのときに経験する。そして、さらに税務や財務などスキル領域の拡大を目指し、2021年1月に拡大期にある株式会社サイカへ経理として入社を果たす。